2024年8月、ケージに入った鳩を多数回殴るなどして殺したという事件が発覚
本件について、当法人は警視庁に対し、動物の愛護及び管理に関する法律違反(44条1項・愛護動物をみだりに殺す罪)で告発状を提出し、2024年11月28日付で受理されていました。
その後、捜査機関によって迅速に被疑者が特定・逮捕されました。

刑事処分の内容は…
立川区検察庁は、2025年3月28日付で被疑者を動物の愛護及び管理に関する法律違反で略式起訴し、立川簡易裁判所は、同年4月8日、罰金50万円の略式命令を発布しました。
判決が確定するまで時間がありますが、略式手続は被疑者の同意を前提とすることから、略式命令に対し異議が出る可能性は高くないと考えられます。
略式命令が確定すれば、当法人の告発事案として2件目の有罪判決となります。
今回の事件は、XやInstagramなど多くのSNSで拡散された
本件の態様は、ケージに入れられた無抵抗の鳩に対し、一方的かつ理不尽な暴力を加え、健康な鳩が瀕死に至る様子を撮影しながらなぶり殺しにするといったものであり、悪質極まりないものでした。
また、殺害に至る様子をSNS上で多くの人々が目にし、精神的なショックを受けたであろうことが予想されます。当法人は、同様の動物虐待動画の投稿が相次いでいることも問題視しています。(同種の情報提供を多く受けています)
今後も、当法人は、犬猫に限らず、鳥類・爬虫類などを含めた愛護動物に対する虐待防止に取り組んでまいります。